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事例紹介

知的障害のある50代男性の退院後の不安と自傷行為に対し、訪問看護の関わりで気持ちが安定し日常生活を取り戻したケース

 

 

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【症状】
退院後、不安感が強く自分を傷つけてしまう行動が見られ、
気持ちが落ち着かない不安定な状態が続いていました。

 

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【関わり方】
訪問看護では退院直後から週5回ご自宅を訪問し、次のような支援を行いました。

① お話をじっくりお聞きし、不安や悩みを言葉にできる時間をつくりました
② 気持ちが落ち着く呼吸法など、リラックスの練習を一緒に行いました
③ 服薬支援や体調チェックを通して、生活リズムと体調を整える支援を続けました

こうした関わりを継続する中で、気持ちが大きく揺れにくくなり、
不安を抱え込まずに伝えられる場面が増えていきました。

 

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【変化】
自分を傷つけたいという衝動が少しずつ減り、
落ち着いた気持ちで日常生活を送れる時間が増えてきました。

現在では、不安が強くなりそうなときにも、
呼吸法や相談の場を活用しながら気持ちを整えられるようになり、
安定した暮らしを続けられています。

 

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【知的障害とは】
発達期において知的機能や適応行動の発達に遅れが見られ、日常生活や学習、社会参加に困難を生じる状態です。
軽度から重度まで幅があり、早期からの支援や環境調整によって生活の質の向上が期待されます。

 

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ご本人の不安や衝動性は、ご家族だけで抱え込むのではなく、専門職と一緒に支えていくことが大切です。
ここもっとでは、気持ちのケアと生活の安定の両方を大切にしながら、
ご本人とご家族に寄り添う訪問看護を行っています。

「退院後の生活が心配」「不安や衝動への対応に悩んでいる」など、
どんなことでもお気軽にご相談ください。

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