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【症状】
ご家族との別れや、年齢に伴う身体機能の低下により、
不安感が強くなっていました。
外出への意欲も下がり、これまで楽しんでいた趣味にも
消極的になっている状態でした。
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【関わり方】
訪問看護では週1回ご自宅を訪問し、次のような支援を行いました。
① 趣味のお話に耳を傾け、会話の機会を増やすことで、気持ちを言葉にできる時間をつくりました。
② 日常生活のなかで転倒しないよう、無理のない範囲で筋力維持の運動を一緒に取り入れました。
こうした関わりを続ける中で、少しずつ表情が和らぎ、
「やってみたいこと」や「行ってみたい場所」の話が増えていきました。
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【変化】
転ぶ回数が減り、歩くことへの不安がやわらいだことで、
近所への外出や買い物の機会が増えていきました。
次第に趣味にも前向きに取り組めるようになり、
笑顔が見られる時間が多くなりました。
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【不安障害とは】
日常生活で過度な不安や心配が続き、強い緊張や恐怖により行動や社会生活に支障をきたす精神疾患です。
動悸や発汗など身体症状を伴うこともあり、代表的なものに全般性不安障害やパニック障害などがあります。
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一人暮らしで不安を抱えていると、「このままでいいのだろうか」と感じながらも誰にも相談できないことがあります。
ここもっとでは、気持ちの面と体の面の両方から、その方のペースに合わせた訪問看護を行っています。
「最近外に出るのが怖い」「趣味を楽しむ余裕がない」など、
どんな小さなことでもお気軽にご相談ください。